意外と知らない?エクセルの絶対値と絶対参照の使い方とABS関数

    エクセル(excel)2010はビジネスで使用する実績データやプレゼン資料を作成するのに便利なソフトウェアです。しかし、分析データや表を作成するのに必要な絶対値や絶対参照を理解していないかも少なくありません。



    絶対値と絶対参照とは?

    根っからの文系出身者であれば、あまり耳にしない絶対と絶対参照。 そもそもどんな意味があるのでしょうか。 絶対値とは「差の大きさ」を言います つまり、3と5の絶対値は2となります。 また、この絶対値は必ず整数となり、マイナスにはなりません。 これが絶対値の特徴です。

    エクセル(excel)2010を使用するにあたり、使用する頻度が高いのが絶対参照です。 エクセル(excel)2010では相対参照が基本となっています。 例えば、セルE3に記入された計算式をセルE4以降にも同じ計算式を反映させたい場合、コピーができます。

    コピーした計算式は計算式が入力されたセルにあわせ、参照するセルも一緒に移動します。

    これが「相対参照」です。 逆に計算式をどのセルに移動しても参照するセルが変わらない参照方法(セルを固定する)を「絶対参照」といいます。

    絶対値はどんな時に使用するのか?

    ビジネスシーンにおいて、絶対値は各店舗の売上実績を比較する場合に便利です。 例えば、ある商品の売上目標金額に各店舗がどのくらい達成したかを確認するのに便利です。 単純に減算をつかうと、-表記になる店舗も出てくるので、 店舗自体の販売状況が見えにくくなります。

    このように売上目標金額の差を絶対値で出すことで、 目標を大幅に上回っているが、他の商品の販売実績とのバランスが悪いかもしれない、 惜しくも目標には届かなかったが、商品全体の売上バランスがよく、結果的に店舗売上目標を達成するかもしれないなどの分析ができます。

    ちなみにこの絶対値はABS関数を使って、設定することができます。 絶対値を算出したいセルを選択します。
    「fxアイコン」→ 「関数の挿入」ポップアップ表示→ABS関数を検索→「関数の引数」ポップアップを表示

    全店舗販売目標金額から大阪店の売上(税込)を引く計算式を記入します。 すると絶対値(値と値の差)が表示されました。

    ※通常の減算だと-表記になります。

    絶対参照はどんな時に使用するの?

    エクセル(excel)2010は相対参照を基本としています。 計算式や関数を記入したセルを他のセルへコピーすると参照するセルも自動的に適切なセルへと変更されます。絶対参照は他のセルへ計算式や関数をコピーしても参照するセルが固定される特徴があります。 これはビジネスにおいて、税率を参照するのに役に立ちます。

    例えば、各商品の販売単価(税抜)に消費税をかけたい時に、 わざわざ「*1.08」と記入する、新たな列を作り、商品毎に税率を設定すると 表自体が見にくくなります。

    そこで使用したいのが絶対参照です。 予め税率を記入するセルを作成しておき、全ての商品の参照先を 絶対参照にしておけば、たとえ変更があった場合も税率のセルを変更するだけなので、 運用も楽になります。 絶対参照の設置方法は簡単です。 設定したいセルに「$」マークを付与します。

    行に「$」を付与すると行が固定され、列に「$」をを付与すると列が固定されます。 また、行、列いずれかを「$」で固定することを「複合参照」といいます。 一つのセルを固定したい場合は、「$$」と記入します。 これで他のセルへ計算式や関数をコピーしても、「$$」のセルは 常に固定されます。

    また、絶対参照を設定する際に「$」を記入する場合は、 指定するセルをダブルクリック、計算式を表示させた上で、「F4」キーを押すと行、列ともに「$」が記入されます。

    #VALUE表記になったら、絶対参照を使うべし

    エクセル(excel)2010は基本的に相対参照となっています。 そのため、表計算を行うときにきちんとした値が設定されていない場合、 #VALUEというエラー表示が出てしまうときがあります。

    この時は相対参照だと参照するセルにデータが入っておらず、 計算ができないため、絶対参照を使用することを検討しましょう。

    まとめ

    ビジネス上、売上実績などを分析する際は絶対値を求めることが必要とされます。また、表計算や資料作成を行なうとき、相対参照ではなく、絶対参照を使用した方が良い時もあるので、柔軟に対処しましょう。

    この記事が気に入ったら
    いいね ! しよう



     トイロハのおすすめ記事