
いまさら聞けないエクセルの超基本的な操作の紹介です。 今回はセル内の改行方法と通常横書きのエクセルを縦書きに変更する使い方です。 長年仕事をしている方々なら当たりまえの話ですが、今の若者はPCよりもスマホが中心。 「スマートフォンなら入力スピードは負けない!」という若い新人さんも多いのではないでしょうか。近い将来、スマートフォンアプリでの入力が可能となるかもしれませんが、現在はエクセルが主流となるので、基本は押えておきましょう!
いまさら聞けないエクセルの使い方「改行の方法」
エクセル内でデータを入力するしているとき、セル内にデータが収まりきらず、セル内で改行したくてもワードファイルと同様に「Enter」を押すとセルが移動してしまい、手間取った経験があると思います。
セル内で改行したい場合は「Alt」+「Enter」を押すとセル内で改行ができます。 また、設定をすることでセル内に文章を書くときに自動で改行させることもできます。
タブにある「ホーム」→「配置」グループにある「折り返して全体を表示する」を実行するとセル内で自動改行をおこなえます。
いまさら聞けないエクセルの基本操作「縦書きの方法」
エクセルの基本設定は「横書き」になっています。もちろん、設定によって、縦書きに変更することもできます。
まず「Ctrl」+「1」を押します。 すると「セルの書式設定」のウィンドウが立ち上がります。
「配置」タブをクリックします。 右にある「文字列」をクリックします。すると文字列のフォームが黒くなります。 「OK」ボタンを押すと設定が完了です。
また、「セルの書式設定」のウィンドウはマウスを右クリックして、ショートカットから表示させることも可能です。 リボンから縦書きにすることも可能です。 「ホーム」タブ → 「配置」グループ → 「方向」ボタンから縦書きを選択すると同様の設定が可能です。
いまさら聞けないエクセルの基本操作「検索、置換、抽出の方法」
エクセルでは入力したデータの中から、探し出したい項目を検索することもできます。まずは「全選択ボタン」をクリックします。
「ホーム」タブ → 「検索と選択」をクリックします。
ショートカットは「Ctrl + F」です
すると検索ウィンドウが立ち上がります。
検索したいワードを入力し、「次を検索」をクリックします。 すると検索したいワードが検索できます。
また、検索したワードを置換(別ワードに置き換える)こともできます。
同じく、「全選択ボタン」をクリック。
「ホーム」タブ → 「検索と選択」 → 「置換」をクリックします。
置換させたいワードを「検索」フォームに、「置換」したいワードを「置換」フォームに入力します。
「置換」をクリックすると、梨が桃に変換できます。
エクセルデータ内に重複するデータを抽出することもできます。 データを抽出するには「フィルタ」を使います。 「フィルタ」は設定したいセルを選択し、「データ」タブ → 「フィルタ」をクリックします。
すると「フィルタ」が設定されます。
商品名の矢印タブをクリックすると「商品名」以下の項目が表示されます。 このとき、重複するデータは統合されています。
大量のデータがある場合は、検索フォームを使って、検索することもできます。 「すべて選択」のチェックをオンにすると全項目にチェックをつけることができます。逆にオフにすると全項目のチェックが外れます。
ここでは「すべて選択」をクリックし、全項目のチェックマークを解除し、リンゴにチェックを入れて、「OK」をクリックします。
すると、リンゴのデータだけが抽出されます。
ビジネス上、このような重複は売上や在庫管理などに影響を与えるため、重複するデータは削除する必要があります。重複データを削除するには重複データがあるセル範囲を選択します。
「データ」タブ → 「重複の削除」をクリックします。
すると、「重複の削除」ウィンドウが表示されます。 重複するデータがある最上部の項目が表示されます。 そこでチェックしたい列にチェックを入れて、「OK」をクリックします。
すると重複するデータが削除されます。
重複していたりんごの項目が削除されています。
まとめ
今回、ご紹介したエクセルの操作方法はエクセルの基本的操作です。しかし、ビジネスを行なう上では重要な作業に使えるだけでなく、機能をしっかりと理解しておくことで効率良くデータを整理することができます。新人の方にはおすすめの機能ばかりです。